coniro

通りすがりの記録

道重さゆみシナモンロールコラボができた理由

JPOPカルチャー見聞録
http://asianbeat.com/ja/jpopculture/jpc048.html

日本アイドル海外進出の問題は、アイドルだけの問題ではない。
 私がエンターテインメント以外の企業やビジネスマン、霞ヶ関などの「官」のみなさんを対象にした講演会や会議でそう話したり、連載やメディアへの寄稿でそう叫び続けているのは、それゆえだ。
 そんなときに私が出会ったのが、2010年7月、モーニング娘。のパリでの有料ライブだった。30ユーロ程度という、けっして安くないチケット代にも関わらず駆けつけたフランス人たち4,000名という人数以上に私に衝撃だったのは、そのライブのクオリティの高さだった。少年時代から欧米のロックのライブに行き続けてきた私にとって、そのライブは伝説の名ライブに勝るとも劣らないものだったのだ。
 それ以来、彼女たちのライブを追いかけ続けてきたわけだが、その際、できるだけ音楽業界以外の友人を誘うようにしてきた。
 観なければわからないものもある。そして、観たら何かが動く。そう確信していたし、彼女たちのライブにはそれだけの力があると思ったからだ。
 人気キャラクター「シナモロール」の産みの親である、サンリオのデザイナー奥村心雪さんも彼女たちのライブを観て、そう思ってくれた一人だ。

 「いまではモーニング娘。=アイドルと思っています。人を元気にさせるパワーを持っているし、ライブでの力の出しぶりがスバ抜けています」

 奥村さんが初めてモーニング娘。のライブを観た2011年1月、ハロー!プロジェクト全体のライブ終了後、奥村さんを紹介したときに道重さゆみが大きく反応した。

 「私、シナモンの大ファンなんです!」

 化学反応が始まった瞬間だった。


まさに草の根運動。
誰かに言われた訳でもなく仕事だけでもない
個人の想いで人が人を動かす